投稿者: matsuyama-allian
2022年12月25日 🎄 礼拝説教要旨
きょうどう-2022年 No.52 大きな喜び
天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。」 ルカによる福音書第2章10節
クリスマスおめでとうございます。今日は12月25日。公にクリスマスという日に、今年は、クリスマス礼拝を守ります。1年最後の日曜日でもありますので、1年の主からの恵みを一つ一つ覚えながら、救い主がお生まれくださったその恵みを喜び感謝しましょう。
救い主の誕生の知らせが最初に届けられたのは、ベツレヘムの野原で野宿をしながら、夜通し羊の番をしていた羊飼いたちでした。彼らには、当時皇帝から出された住民登録の勅令は届いていなかったようです。職業柄、安息日に神殿に行って礼拝はできません。神の戒めを守らず、神から遠い人たちでした。そんな彼らのところに、救い主の誕生の知らせが最初に届けられたのです。それはなぜか。天使の御告げの言葉にあるように、その知らせが「民全体に与えられる大きな喜び」であったからです。神は、この羊飼いにも、神の大きな喜びを、伝えて一緒に喜びたいと思われたのだと思います。
天使の伝えたその「大きな喜び」は、「今日、ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった」ことです。「あなたがたのために」、すなわち、羊飼いたちはじめ、神から離れてしまい神の恵みを失っていた人たちのために、神は御子を救い主として送ってくださったのです。この方が私たちを救ってくださるのです。
2022年12月18日 礼拝説教要旨
きょうどう-2022年 No.51 お言葉どおりなるように
マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」 ルカによる福音書第1章38節
神の言葉どおりエリサベトが身ごもって、6か月が経った頃です。ガリラヤのナザレに住むマリアという娘のところに、天使が神から遣わさ
れました。マリアは同じナザレに住む大工のヨセフと結婚の約束をしていました。 天使はマリアに「おめでとう恵まれた方」と挨拶をしましたので、その挨拶に戸惑っていると、天使はマリアに、あなたはみごもって男の子を産む、その子は、偉大な者となり、その子はダビデの王座を治めるという、約束の救い主だと告げたのです。
救い主がお産まれになることはありがたいことですが、そのためにマリアの胎にその子がみごもるという話に、マリアは驚き「どうしてそんなことがありえましょうか」と答えました。しかし、天使は言います。神の聖霊が降り、いと高き力がマリアを覆い包む。全能の力が覆ってそのことが起こると言うのです。その上、マリアの親類のエリサベトも神の力によって年取っていて不妊の女なのに身ごもって6か月になっていると伝え、「神にできないことは何一つない」と語られました。
それを聞いたマリアは「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように」と答えました。マリアは救いの計画を全能の力によって成し遂げようとされる神を信じ、神に自分を任せたのです。私たちの上にも神の計画がありますから、神を信頼し従いましょう。