2021年11月14日 礼拝説教要旨

きょうどう-2021年 No.46 子どもを招く主イエス

「しかし、イエスはこれを見て憤り、弟子たちに言われた。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。

        マルコによる福音書 第10章14節

 

本日の礼拝の中で、子ども祝福式を行うにあたり、子どもたちを祝福することの意味を覚えたいと思います。

子どもたちは「主からいただく嗣業」(詩127:3)であり、その存在そのものが尊いものです。しかし、成長していく過程で様々な困難もありますから、親は子どもたちを心配しながら見守っています。

当時、霊的に力のある先生に、手を置いて祝福してもらおうと親たちは、主イエスのところに、子どもを連れて来たのです。すると、弟子たちは近づく親子たちを叱り、退けようとしました。弟子たちは、主イエスは大人にお話をしていることに忙しく、子どもは邪魔だと思ったのです。大人としての気遣いでした。しかし、主イエスはそのように親子を追い払う弟子たちの行動を叱り「子どもたちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない」と言われました。子どもたちがご自分の方に来るままにさせなさいと歓迎されたのです。それは、子どもたちの中に神の国を受け入れるにふさわしい態度があると見ておられたのです。無心で恵みを受けようとする子どもたちに祝福が与えられるのです。

2021年11月7日 礼拝説教要旨

きょうどう-2021年 No.45 思い悩むな

「だから、言っておく。自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。

        マタイによる福音書 第6章25節

 

私たちは日々生活をしていく中で、様々な心配事が出てきます。あの事、この事と気になっています。ますます焦ってしまったり、心落ち着かずに動揺してしまい、思うようにいかなくなってしまい、いろんな不安がますますあふれて来ます。

この「思い悩む」とは、いくつものことを同時に見てしまって一つに向かない心のことです。ルカ10:38節以下で、主イエスをもてなそうとしたマルタの姿に見られます。その姿に主イエスは「あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。」と注意されました。私たちも、このように多くのことに思い悩み、心を乱しやすいのではないでしょうか。そのように思い悩む私たちに対して、主イエスは「命は食べ物より大切であり、体は衣服よりも大切ではないか」と言われました。

命は、私たちに大切なものとして神がお与えくださったものです。神はこの命を与えて下さっているのですから、命に必要な食べ物をも与えて下さるはずです。体も、私たちに大切なものとして神が与えて下さっているのだから体に必要な衣服をも与えて下さると神を信じましょう。