投稿者: matsuyama-allian
2021年12月26日 礼拝説教要旨
きょうどう-2021年 No.52 救い主に会う喜び
家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。
マタイによる福音書 第2章11節
救い主が生まれたことを知って、お会いして礼拝したくて、はるばる遠い国から会いに来た人たちがいました。それは占星術の学者たちでした。彼らはエルサレムに行けば何か手掛かりがあると思いました。ヘロデ王は大変不安を抱きました。民の指導者たちが、聖書からそれはベツレヘムだと伝えました。それで、彼ら学者たちは教えられた通りにベツレヘムに向かったとき、東方で見た星が先立って進み、幼子のいる家に導いてくれたのです。彼らが喜んでその家に入ったとき、母マリアと共にいる幼子を見ました。そしてこの幼子こそ、ユダヤ人の王としてお生まれになった救い主と確信したのです。
それで、彼らは幼子にひれ伏して礼拝し、宝の箱を開けて用意してきた贈り物を差し出したのです。彼らのささげた「黄金、乳香、没薬」は、彼らの持っている中で最も高価な物です。その高価なものをささげることによって、彼らは自分自身を主イエスにささげたのです。
私たちも、神様から多くの愛、大きな救いを頂いています。このお方によって守られ、沢山の祝福を頂いています。このお方に愛され、救いを頂いたことを覚えて、感謝と賛美をささげたいものです。
2021年12月19日 礼拝説教要旨
きょうどう-2021年 No.51 救い主の誕生
初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。
ルカによる福音書 第2章7節
救い主イエス様のご降誕をお祝いするクリスマス礼拝の日を迎えました。大切な御子を私たち人間のところにお送りくださった天の神様に感謝をささげましょう。
2千年前、天使からマリアは恵みによって聖霊により神の子を身ごもって産むという御告げを受け、それをへりくだって信仰をもって受け入れたときから、マリアと夫ヨセフは様々な苦難を通りました。
その一つが、皇帝の発した、住民が皆、自分の出身地において住民登録をせよとの勅令でした。それまでナザレにいた二人は、思いがけずヨセフの出身地ベツレヘムに行かなければならなくなりました。危険の伴った長旅の末、やっとベツレヘムに着いた二人に「宿屋には彼らの泊まる場所がなかった」のです。どの宿屋も一杯で、やむを得ずあてがわれた場所は馬小屋でした。そこにいる間にマリアはその子を産みました。そして、神の御子としてお生まれになる子が馬小屋の飼い葉桶の中に寝かされることになったのです。それほどにベツレヘムの町の人々も宿屋の主人も、自分のことに忙しく、彼らを気遣う余裕もなかったのです。
でも、神の御子が人となってお生まれになった場所が飼い葉桶であったことは、このお方のこれからの人生にふさわしい場所でした。