2023年4月9日 礼拝説教要旨

きょうどう-2023年 No.15  復活なさったのだ

中に入っても、主イエスの遺体が見当たらなかった。そのため途方に暮れていると、輝く衣を着た二人の人がそばに現れた。

ルカによる福音書第24章3、4節

 主イエスが十字架にかけられて死んでしまわれたことで絶望的な思いになっていた人たちがいました。それは主イエスについて来ていた女性の弟子たちでした。

彼女は週の初めの日、すなわち、日曜日の明け方早く、準備していた香油をもって主イエスの遺体が納めてある墓に行きました。せめて主イエスのお体に香油を塗ってさしあげたと思ったからです。

墓に近づくと、墓の入口が開いていたのです。思わず中をのぞくと、なんと、主イエスの遺体がどこにも見当たらないので、途方に暮れてしまいました。当然あるはずと思っていた主イエスのお身体がないのです。もうどうしてよいか、わからなくなって困ってしまいました。ますます悲しみがあふれたのです。

しかし、その彼女に大きな慰めと希望の光が輝いたのです。輝く衣を着た二人の人がそばに現れて「どうしてあなたがたは、イエスを捜すのに、まるで死んだ人を探すかのように探すのですか。」と語りかけてきました。イエスはもう死んでしまった、もういないと思っている彼女たちに、鋭く語りかける言葉でした。そして彼らは「ここにはおられない。復活なさったのだ。」と語りかけてきたのです。