2022年11月6日 礼拝説教要旨

きょうどう-2022年 No.45 神は私たちの味方

 では、これらのことについて何と言ったらよいだろうか。もし神がわ

たしたちの味方であるならば、だれがわたしたちに敵対できますか。

          ローマの信徒への手紙 第8章31節       

 「神が私たちの味方である」。これが、神が私たちに与えてくださる救いの事実を示す言い方です。ですが、パウロは、「もし神がわたしたちの味方であるならば」と、何か控えめに、私たちに向けて、あなたは、もし神を自分の味方であると認めているならば、と問いかけています。

神が私たちの味方ではない場合が、あるのでしょうか。いいえ、神はいつも私たちの味方です。ですが、神が私たちの味方ではなかった時がありました。それは、どんな時かと言うと、神が私たちの味方でなかったのではなく、私たちが神の敵になっていた時です。私たちが、神を敵のように思って、神と闘っていた時です。そういう私たちでしたのに、神は御子をこの世に遣わして、私たち人間をその罪から救い出すために、私たちに対する罰を、御子に負わせて、この御子を裁いて、私たちを救い出してくださいました。神の方からこの御子キリストを犠牲にして神との和解を与えてくださいました。

だから、神は私たちの味方です。神が私たちと共にいてくださいます。だから、私たちを攻撃する者たちが襲って来ても、私たちは守られるのです。私たちを救うために御子を惜しまず死に渡された神が、御子と共にすべてのものを賜るほどに私たちを愛してくださっているからです。