2021年7月11日 礼拝説教要旨

きょうどう-2021年 No.28 世の光              

 「あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。」                  マタイによる福音書第5章14節

 

この言葉は、主イエスが弟子たちに言われた言葉です。主イエスを信じる

私たちへの言葉でもあります。主イエスは、弟子たちを、主イエスを信じる私たちを、この世においてそのような存在であると見ていてくださるのです。そう言われても、自分では、とても自分が世の光とは思えないのですが、主イエスは、主イエスを信じる私たちをそのままで、世の光であると見ておられるのです。「あなたがたは、この世界の中で、光の存在である」というのです。

主イエスがこう言われるのには、前提があります。主イエスご自身が、世の光である、まことの光として世界の人々を照らし、人々に命の光を与えてくださるお方であるということです。(ヨハネによる福音書8章12節)主イエスの光を頂くとき、私たちに光が与えられ、光輝いて歩めるのです。

主イエスが「あなたがたは世の光である」という光とは、どのような役目を持つ光なのでしょうか。一つは、光が隠れないで輝くことで、周りから見ることができ、その光の存在によって周りを生かすのです。ですから、私たちの持つ光は小さな存在でありますが、主イエスから頂く光を受けて、喜びを持って生きる時、周りの人も生かされるのです。また一つは、光り輝くことで、暗闇が照らされ、家の中のすべても照らされるのです。光照らされるとき、その光に照らされて、安心して過ごすことができます。

「あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。」 月が、太陽の光を受けて光輝いています。私たちも受けた主イエスの恵みを感謝して輝いて歩もう。