きょうどう-2023年 No.47 真のいこいと安らぎ
わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。
マタイによる福音書 第11章29節
イエス様はすべての人々をご自身のもとに来るように招かれます。「疲れた者、重荷を負う者」にわたしのもとに来なさいと招きの声をかけられました。「だれでも」という言葉で始まっていて、どの人にも分け隔てなく提供されています。「疲れた者」とは苦しみ疲れている人のことです。「重荷を負っているもの」は誰かによって重荷を負わされている人たちです。
私たちは色んな重荷を負って疲れ果てています。色んな「重荷」の中でも、イエス様が注目しておられるのは、律法によって負わされる重荷です。イエス様の時代の宗教指導者が人々に押し付けていた、こまごまとしてわずらわしい厳格な律法のことで、人々はこの重荷に耐えられないほどに苦しんでいました。
イエス様は「(わたしが)休ませてあげます」と力強く言われました。イエス様の与える「休み」は解放する、まったき安息を与えるという意味です。イエス様が神の御子だからこそ与えてくださいます。
イエス様はご自分のことを「柔和で謙遜な者」と言われました。心優しく、へりくだったお方です。招いた人々に、イエス様自身がこの重荷をどのように負っているかその姿を見せ、一緒に負ってくださいます。