きょうどう-2023年 No.29 嵐を静めるキリスト
イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ。」そして、起き上がって風と湖とをお叱りになると、すっかり凪になった。」
マタイによる福音書 第8章26節
イエス様を信じて歩む生活は、穏やかで順調に楽しい生活ばかりではなく、時には嵐が起こって行く手を阻み、前に進めないことが起こることがある。イエス様が共におられても嵐が襲ってくるのです。「湖に激しい嵐が起こり、舟は波にのまれそうになった。」
その嵐のために、舟の中に巻き起こる大変な状況に対して、弟子たちは何とか助かろうと必死に頑張っていたのでしょう。その中にも、イエス様は眠っておられたのです。イエス様はお疲れであったのです。そして、神の守りを信じて安心して眠っておられたのです。
しかし、弟子たちは、イエスが眠っておられるままで良いとは思いませんでした。イエス様に起きていてほしくて、「主よ、助けてください。おぼれそうです」と必死にイエス様に助けを求めました。
しかし起きられたイエス様は厳しい言葉を弟子たちに語ります。「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者」。イエス様は、彼らのそばにイエス様がいるのに、非常に怖がっている状態を、不信仰と思われたのです。あなたがたは、イエス様がそばにいると信じていたかと問われたのです。
イエス様は、彼らが求めていたよりももっと大きなことをなさいました。起き上がって風と湖をお叱りになると、すっかり凪になりました。