2023年6月11日 礼拝説教要旨

きょうどう-2023年 No.24  子どものように受け入れる

しかし、イエスはこれを見て憤り、弟子たちに言われた。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。      

 マルコによる福音書 第10章14節

 

本日は、「こどもの日」「花の日」という教会の記念日にふさわしいこととして、礼拝の中で子どもの成長と祝福を祈る時を持ちます。

そのことに関連するみ言葉を学びます。今日の箇所に、主イエスに触れていただこうと人々が子どもたちを連れてきたとあります。その時、弟子たちはこの人々を叱ったのです。それは、弟子たちから見て、主イエスがあまりにもお忙しいからこれ以上主イエスを困らせないように守ってあげるのが自分たちの役目と思い、子連れの人々を叱ったのです。

すると、主イエスは弟子たちを憤られたのです。何を怒られたのでしょうか。それは弟子たちが自分たちの権威を濫用し、傲慢にも正しくない態度を取ったからです。子どもたちが主イエスに近づくことを妨げた。それは不当な扱いだと怒られたのです。なぜなら、「神の国はこのような者たちのものである」からです。

主イエスはいつも「神の国」を教えておられました。神の国は神が王となって支配される国です。神のご支配が主イエスにおいて地上に表わされているのです。この神のご支配がこのような者、すなわち、子どもたちのような者にこそ与えられているのです。子どもたちのような小さな弱い存在を、神は愛し、見守っておられ、祝福してくださるのです。