きょうどう-2022年 No.52 大きな喜び
天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。」 ルカによる福音書第2章10節
クリスマスおめでとうございます。今日は12月25日。公にクリスマスという日に、今年は、クリスマス礼拝を守ります。1年最後の日曜日でもありますので、1年の主からの恵みを一つ一つ覚えながら、救い主がお生まれくださったその恵みを喜び感謝しましょう。
救い主の誕生の知らせが最初に届けられたのは、ベツレヘムの野原で野宿をしながら、夜通し羊の番をしていた羊飼いたちでした。彼らには、当時皇帝から出された住民登録の勅令は届いていなかったようです。職業柄、安息日に神殿に行って礼拝はできません。神の戒めを守らず、神から遠い人たちでした。そんな彼らのところに、救い主の誕生の知らせが最初に届けられたのです。それはなぜか。天使の御告げの言葉にあるように、その知らせが「民全体に与えられる大きな喜び」であったからです。神は、この羊飼いにも、神の大きな喜びを、伝えて一緒に喜びたいと思われたのだと思います。
天使の伝えたその「大きな喜び」は、「今日、ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった」ことです。「あなたがたのために」、すなわち、羊飼いたちはじめ、神から離れてしまい神の恵みを失っていた人たちのために、神は御子を救い主として送ってくださったのです。この方が私たちを救ってくださるのです。