きょうどう-2022年 No.42 神と共に生きる喜び
わたしは絶えず主に相対しています。主は右にいまし わたしは揺らぐことがありません。 詩編 第16章8節
詩編16編は、神への信頼を歌っています。信仰のすばらしさを賛美しています。詩人は、自分を攻撃してくる人たちの脅威を感じ、神に自分の身を守ってくださいと必死に叫んでいます。私たちも、自分の置かれている状況にも日々危険が満ちていますから、この叫びを日々神に向かって信じて求めましょう。
8節で、詩人は「わたしは絶えず主に相対しています」と告白します。多くの人はいつも人を見て、誰かの顔色をうかがい、他の人の期待に添うような生き方をしがちです。しかし、この詩人は、「主」、自分を生かし支えてくださる神を信じ、この方を見て、主を前に置いてすべてのことを行い、主のご期待に添うようにと考えようとしています。
そうできるのは、「主は右にいまし わたしは揺らぐことがありません」からです。主がわたしの右にいて支えてくださるからです。自分が主を見て、主が自分のそばにおられると意識しているのです。人は、自分の支えとなる人の眼差しを意識し、その期待に添おうとするのが常ですが、目に見える助け手の背後におられる方こそ、主です。その主の支えこそが、力強い支えですから、この支えを覚えて、主の前に自分が立たされていることを意識し、主に対する責任を果たす気持ちですべてのことを行いたいものです。そうするとき、神に支えられている喜びが生まれます。