きょうどう-2022年 No.17 平和があるように
その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。
ヨハネによる福音書 第20章19節
今日も復活された主イエス・キリストを覚えたいと思います。
主イエス・キリストが復活された日の夕方、弟子たちがユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけて家の中に閉じこもっていたところ、そこへ復活された主イエスが入って来られ、真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われました。
「平和があるように」。この言葉はヘブル語で「シャローム」と言い、平和、健全、安寧、繁栄という豊富な意味が含まれた言葉です。日常のあいさつに使われた言葉です。でも、主イエスがここでこの言葉を使われたのは、ただ挨拶の意味だけではなく、その言葉の示す「平和」が本当にあるようにとの祝福する意味で使われたと思われます。
それは、彼ら弟子たちが、女性の弟子たちの言う「主を見た」との証言が信じられず恐れていたからです。恐れる彼らに本当の平和を与えようとされたのです。この「平和」を与えるという約束は主イエスが十字架にかかられる前夜、最後の晩餐の席で語られた言葉でした。主イエスの両手と脇腹の御傷を見せられたとき、彼らは喜びに変わり平和を得た