2022年1月16日 礼拝説教要旨

きょうどう-2022年 No.3 大切な戒め

だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と預言者である。」

                     マタイによる福音書 第7章12節

 

 この言葉は、昔から「黄金律」(ゴールデンルール)と呼ばれています。人間が生きる上で黄金のように大切な教えということです。

この教えは、主イエスがこれまで山上の説教において、神の国の民として神を信頼して歩むために、こうあるべきだと教えてこられましたが、それをまとめるとこうなるというのです。

この教えはまず、「人にしてもらいたいと思うことは」とあります。どんな時、私たちは生活の中で、人にしてもらいたいと思うかというと、つらい時、苦しみで耐えている時です。そんな時に人から助けてもらえたらという思いが強くなります。そういう苦しい時、何とか助けてほしいと思います。でも、実は他の人も同じことをしてほしいと思っているのです。その人を思いやって同じことをしてあげなさいと言われるのです。主イエスは、自分のつらさが分かり、その自分が助けられて良かったとわかるならば、そのことを人にしてあげなさいと教えられるのです。

でも、どうでしょうか。自分には、人にしてもらいたい思いは強いのですが、人に同じようにしてあげることはできないものです。でも父なる神から恵みを受けていることを覚えて、そうする力を頂きましょう。