きょうどう-2021年 No.46 子どもを招く主イエス
「しかし、イエスはこれを見て憤り、弟子たちに言われた。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。
マルコによる福音書 第10章14節
本日の礼拝の中で、子ども祝福式を行うにあたり、子どもたちを祝福することの意味を覚えたいと思います。
子どもたちは「主からいただく嗣業」(詩127:3)であり、その存在そのものが尊いものです。しかし、成長していく過程で様々な困難もありますから、親は子どもたちを心配しながら見守っています。
当時、霊的に力のある先生に、手を置いて祝福してもらおうと親たちは、主イエスのところに、子どもを連れて来たのです。すると、弟子たちは近づく親子たちを叱り、退けようとしました。弟子たちは、主イエスは大人にお話をしていることに忙しく、子どもは邪魔だと思ったのです。大人としての気遣いでした。しかし、主イエスはそのように親子を追い払う弟子たちの行動を叱り「子どもたちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない」と言われました。子どもたちがご自分の方に来るままにさせなさいと歓迎されたのです。それは、子どもたちの中に神の国を受け入れるにふさわしい態度があると見ておられたのです。無心で恵みを受けようとする子どもたちに祝福が与えられるのです。