2021年8月8日 礼拝説教要旨

きょうどう-2021年 No.32 真実に生きる             

あなたがたは、『然り、然り』『否、否』と言いなさい。それ以上のことは、悪い者から出るのである。」

              マタイによる福音書第5章37節

 

ここで主イエスは「一切誓いを立ててはならない」と言っておられます。

 

「誓う」ということは、ごく日常的に行っていることです。「洗礼式」「結婚式」「任命式」など、いろんな機会に誓約・約束をしています。誓いをすることで、自分が神の前に真実であることを表そうとしています。しかし、誓う時、どこか自分をより信用をされたいと思って、偽って誓ってしまったり、誓ったけれども、最後まで守れないこともあります。私たちのする制約や約束が、その誓約をする時だけはよく頑張ってしまって、その後は、続かなくなるのはどうか、と主イエスは問いかけておられます。

 

むしろ、主イエスは、誓うことをやめて、「ハイ」は「ハイ」と言い、「いいえ」は「いいえ」と言いなさいというのです。それは、日常生活の中で真実な言葉で言い表すようにしなさいとことです。私たちの語る言葉が、真実であるようにと勧められます。私たちは、つい自分の努力や精進をもって神の前に認められなければいけないと思い頑張ってよく見せようとしやすいものです。そのような不真実な私たちを主イエスはご自身の真実をもって覆ってくださっています。主の真実を受け止めて、主の真実に支えられて生きていきたい。