聖霊に満たされ
三好 晴夫 牧師
使徒言行録 第2章1-11節
主題聖句:すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの
国々の言葉で話しだした。そして、祝福しながら彼らを離れ、天に上げられた。 使徒言行録 第2章4節
本日は、教会の暦では、ペンテコステ、聖霊降臨日です。約束の聖霊を祈り待ち望んでいた主イエスの弟子たちの上に、聖霊が降り、その聖霊に満たされた彼らが大胆に神の御業を語ったところ、聞いた人々がキリストを信じるようになり、信じる者の群れが誕生しました。それゆえ、教会の誕生日とも言われます。
復活の主イエスは、弟子たちに聖霊が降ることを約束しておられました。「わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送る。高い所からの力に覆われるまでは、都にとどまっていなさい。」(ルカ24:49)それゆえ、彼らはその命令に従って、エルサレムにとどまって、皆で集まって祈って待っていたのです。
五旬節というユダヤの祭りの日に、彼らが集まって祈っていたところ、突然激しい風が吹いてくるような音が天から聞こえ、家中に響きました。炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまりました。すると、一同が聖霊に満たされ、聖霊が語らせるままに、ほかの国の言葉で話し出したのです。それが聖霊の御業です。その時、集まって来た、ほかの国の言葉を持つ人たちは、目の前で語る弟子たちの力強いメッセージが、自分たちにわかる言葉であったので驚きました。この聖霊によって世界宣教の働きが始まって行くのです。