2012年8月19日 礼拝説教要旨

「愛」

 

コリントの信徒への手紙一 第13章13節-14章1節

政所邦明牧師

 

主題聖句:「信仰と、希望と、愛、この3つは、いつまでも残る。その中でもっとも大いなるものは、愛である。」

コリントの信徒への手紙一  第13章13

 

 どんなに価値があるものでも変化し、劣化し、最後に滅びて無くなってしまうものであれば、虚しいでしょう。「万物流転!世の中とはそうしたものさ」と諦めがちに言うこともあります。パウロも、預言、異言、知識など今教会で重んじられているものも、やがては廃れ、途絶えてしまうと申します。それはそれらのものに力がないからではありません。預言などの働きが必要でなくなる時が来るからです。完成の時まで一定の期間使命を与えられます。しかし、完成の時を迎えたならば、預言はその使命と役割とを終えるのです。

それに比べて信仰、希望、愛だけは残る。その3つのうちでもっとも大いなるものは愛だとパウロは言います。「愛は決して滅びない」(同章8節)この箇所は愛を讃えている「愛の讃歌」と言われます。たとえ、愛の素晴らしさを歌い上げ、憧れたとしても、そのような完全な愛を経験できなければ何の意味もありません。わたしたちが日常で経験する愛は移ろいやすく、裏切りや失望や幻滅を伴うものではないでしょうか。とても「いつまでも残る」とは言えません。ここで言われている愛は好きになったり、嫌いになったりの“人間の情愛”とは区別された聖霊の賜物としての神がくださる愛です。しかも愛だけが残るとは言わないで、信仰も希望も永遠に残ると言っています。これらの2つと切り離した愛ではなくて、信仰や希望と深く結びついた愛です。―神に信頼し、期待を寄せる愛―信仰も希望も最後には愛に行き着き、愛に尽きると言えるでしょう。信仰とは主イエス・キリストの十字架の赦しを抜きにして考える事はできません。ここにこそ愛の源があるのです。

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