きょうどう-2023年 No.13 神の救いのご計画
そこで、ぶどう園の主人は言った。『どうしようか。わたしの愛する息子を送ってみよう。この子ならたぶん敬ってくれるだろう。』
ルカによる福音書第20章13節
神は私たち人間を救うために、そのひとり子をこの世に送り、十字架に付けていのちを与えるほどに私たちを愛し救ってくださいました。このような神の救いについて、主イエスは、ご自分が十字架に付けられる三日前に民衆にたとえをもって教えられました。それが今日の箇所です
このたとえは、ある人がぶどう園を作りこれを農夫たちに貸して長い旅に出たことから始まります。そして収穫の時になったので、持ち主は、収穫を納めさせるために僕たちを遣わしました。しかし、農夫たちは僕たちを袋だたきにして何も持たせないで追い返しました。この意味は、神から人間は良きものを活用するように託されていて、収穫の時にその一部を神にお返しすべきものなのです。しかし、私たち人間はこの農夫たちのように、返さないで自分のものと思ってしまうのです。
しかし、ぶどう園の主人が愛する息子を送ったのです。けれども、農夫たちはその息子を殺してしまいました。このように、主イエスは語られつつ、ご自分が神から遣わされた神の御子であるご自分に対して、できれば、殺さないでほしいと願っておられたでしょう。しかし、ご自分が殺されることも覚悟しておられたと思います。このたとえの通りのことがイエスの身の上に起こり、神の救いが成し遂げられていくのです。