きょうどう-2023年 No.6 御言葉を聞き、よく守る
良い土地に落ちたのは、立派な善い心で御言葉を聞き、よく守り、忍耐して実を結ぶ人たちである。」
ルカによる福音書第8章15節
主イエスは町や村を巡りながら、神の国を宣べ伝え、福音を告げ知らせました。その主イエスの語られる言葉を聞く人々の中には、色んな反応がありました。そのさまざまな反応を重ね合わせながら、主イエスは、種まきのたとえを語られたのです。このたとえを語られた締めくくりに主イエスは「聞く耳のある者は聞きなさい」と大声で言われました。聞いてほしいという主イエスの強い願いがあったのです。
このたとえを語られた後、弟子たちが主イエスに近づき、このたとえの意味を尋ねました。その求めに応じて主イエスはこのたとえの意味を教えられたのです。「種は神の言葉である」。たとえで示された「種」とは、聞く人の心の中に信仰の実を結ぶことを願って神がイエスを通して語られる神の言葉なのです。いのちの言葉なのです。
主イエスが神の言葉を語ってくださっていても、それを聞く者に試練があったり、生活の思い煩いなどが起こって挫折してしまい信じ続けることができなくなる場合もあるのです。ですから、み言葉を聞く時には、よく聞き、しっかりと自分のものとして握りしめ、それを保ち続けることです。作物が実を結ぶよう、農夫はその成長を辛抱強く待ち続けます。そのようにみ言葉が実を結ぶように忍耐して聞き続けよう。今も神はイエスを通して神の言葉を伝えておられるからです。