きょうどう-2022年 No.34 律法からの解放
ところで、兄弟たち、あなたがたも、キリストの体に結ばれて、律法に対しては死んだ者となっています。それは、あなたがたが、他の方、つまり、死者の中から復活させられた方のものとなり、こうして、わたしたちが神に対して実を結ぶようになるためなのです。
ローマの信徒への手紙 第7章4節
今日から、ローマの信徒への手紙7章に入ります。6章から始まった「きよめられる」という祝福の続きです。イエス様による救いを信じた者が罪から解放されたという恵みに応えて、神に対して生きる、自分を神にささげ、聖なる生活を目指して生きるように勧められてきました。
その続きとして、7章では、律法からの解放が教えられています。初代教会の時代、ユダヤ社会では、律法が神の意志として守らなければならない規範でした。律法を守ることが救いの条件であり、生きる道でした。しかし、パウロは復活のキリストに出会い救われ、律法によってではなく、キリストによる救いを宣べ伝えるようになったのです。
1~6節では、キリストが十字架で私たち人間のために死んで救ってくださったことのゆえに、私たちもキリストにあって死んだのです。それで律法に対して死んだものとされたのです。律法は、こうあるべきだと道を示しますが、守る力を与えないし、罪に誘います。キリストによって律法から解放されたのですから、律法に生きるのではなく、キリストの救いを信じ、キリストにつながって、解放して頂きましょう。