きょうどう-2022年 No.31 自分を神に献げる
従って、あなたがたの死ぬべき体を罪に支配させて、体の欲望に従うようなことがあってはなりません。
ロ-マの信徒への手紙 第6章12節
神を信じ、キリストの恵みによって救いを頂いた私たちですが、その後、どう生きるべきなのでしょうか。パウロはこのことをローマ書6章で問いかけています。これは、私たちがキリストを信じて洗礼を受けた後、どう生きるべきかという問いです。
その答えが、1~11節まで記されてきましたが、それを要約するならば、キリストの成し遂げられた十字架と復活の御業によって、私たち信じる者も、キリストとともに死んだ者とされるのです。それゆえ、罪に対して死んだ者とされ、神に対してキリストと共に生きる者とされているのです。そのような恵みを頂いているのだから、罪の中にとどまっているべきではないというのです。そのような恵みを頂いていると認めなさい、そういう立場を、私たちは頂いているのです。
では、この恵みの事実を、私たちは自分の生活の中でどう生かしていくべきなのでしょうか、それが12~14節にパウロは明らかにします。私たちの体を罪に支配させてはいけない。それは罪が私たちを支配するなら罪の欲望に従うことになるからです。罪の欲望が体の中に残っています。罪の支配を止めなければなりません。ではどうするか。神様に信頼して、自分を神様にささげてしまうようにと、勧められています。