きょうどう-2022年 No.19 同じ思いになりなさい
そこで、あなたがたに幾らかでも、キリストによる励まし、愛の慰め、“霊”による交わり、それに慈しみや憐れみの心があるなら、
フィリピの信徒への手紙 第2章1節
最近コロナ感染者が以前に比べて少なくなっています。感染予防対策をしなければなりませんが、普通の生活が少しずつできるようになっています。気を許してはいけませんが、教会でも、主日礼拝をささげるだけでなく、マスクをしながらですが、にこやかに交われるようになってきました。今後、もっと交わりを持てたらと思います。そんな時だからこそ、共に生きるために何が大切なことなのかを、聖書(フィリピ書)から教えられたいと思います。
2章2節で「同じ思いとなり、同じ愛を抱き、心を合わせ、思いを一つにして、わたしの喜びを満たしてください。」とパウロは、フィリピの教会の人たちに繰り返し語り、共に生きることは簡単ではないことを伝えています。フィリピ教会でもお互いの考えが違ってまとまらず問題があったようです。そのような教会に向けて共に生きていくためにパウロがまず勧めていることは、神様が私たちに与えておられる恵みを受け取って生きることです。「キリストによる励まし」。キリストがいつもそばにいて励ましてくださる。「愛の慰め」。神がその大きな愛によって慰めてくださる。この恵みを共に受けていく思いとなっていこう。