2022年3月13日 礼拝説教要旨

きょうどう-2022年 No.11 主イエスの御力の源

同じように、サタンが内輪もめして争えば、立ち行かず、滅びてしまう。
                      マルコによる福音書 第3章26節

 

主イエスは人々に神の国が近づいたと教えられ、御業をなさっておられました。家に戻られても、大勢の人たちが主イエスのもとに集まって来たら、そこでも応じられ、主イエスも弟子たちも食事をする暇もないほどでした。その姿を見た人々が「あの男は気が変になっている」と言うのを聞きつけた、身内の人たち(主イエスの家族や親族)は心配して主イエスを取り押さえに来たのでした。

エルサレムから、辺境のガラテヤでのイエスのうわさを聞いた律法学者たちがやってきて、イエスのなさっていることが、律法学者たちの信仰の常識をはみ出した行動なので止めさせようとしたのです。イエスがなさっている御業は認めざるを得ないが、それを神の業とは認めず、悪霊の頭の力で悪霊を追い出していると決めつけ非難したのです。
それに対して、主イエスは、ご自分の働きは、明らかに神の御業であることを明らかに知らせそうとされました。

もしわたしがサタンの力で悪霊を追い出しているのなら、サタンがサタンを押し出すという内輪もめであり、それは成り立たない。わたしは強い力を持つサタンに縛り上げている人間を、もっと強い者であるわたしがサタンの家に押し入って人間を救い出しているのだと語られました