きょうどう-2022年 No.1 自分の父の家にいる
すると、イエスは言われた。「どうしてわたしを捜したのですか。わたしが自分の父の家にいるのは当たり前だということを、知らなかったのですか。」
ルカによる福音書 第2章49節
昨年のクリスマスに、人となってお生まれになった神の御子イエス様のお誕生をお祝いしました。そのイエス様がどのように成長されたのか聖書から教えられたいと思います。そのイエス様がどのように成長し大人になられたのか聖書にはほとんど記されていません。ルカによる福音書にわずかだけ記されています。
今日の箇所に両親が少年イエス様を連れてユダヤの慣習に従って都エルサレムに上り、神殿で礼拝をささげたときのことが記されています。祭りの期間が終わって帰路に着いたとき、少年イエス様はエルサレムに残っておられましたが、両親はそれに気づかず帰ってしまっていました。その日の夜、そのことに気づきあわてて探し、3日もかかってエルサレムに戻って、まさかの場所でイエス様を見つけました。
それは神殿で、イエス様が学者たちから聞いたりしていたので、両親は驚き思わず小言を言いました。それに対するイエス様の答えが上記の言葉です。この言葉は両親の子どもとしての立場を超えたものです。神の御子として、神をご自分の父と呼ぶことがおできになっています。わたしの父のおられる所にいて、父のわざをすることを当然だと言われました。私たちにとっても、教会は私たちの神がおられ、祈るところ。