2020年6月21日 礼拝説教要旨

 信仰による従順へ 

三好 晴夫 牧師

ローマの信徒への手紙 第1章1-7節

 

主題聖句:わたしたちはこの方により、その御名を広めてすべての異邦人を信仰による従順へと導くために、恵みを受けて使徒とされました。

            ローマの信徒への手紙第1章5節

 

パウロがこの手紙を書いたのは、ローマの教会の人たちと真実な交わりを持ちたいと願ったからでした。それで、彼らと共通に理解し合える言葉を持って書き出しています。そのような共通に理解し合える言葉で福音の内容を書いたのです。それが御子、主イエス・キリストです。

 

次に書いたのが、パウロ自身とローマの教会の人たちとの共通の信仰についてです。「召されて」使徒とされた、「召されて」信じる者とされたという、「召されて」という信仰です。これは、聖霊の働きによって、福音の言葉を聞いて自分の罪を自覚し、キリストを知り、キリストを受け入れるようになっていくという信仰です。

 

その上で、パウロは、自分がすべての人に福音を告げ知らせるのは、「御名を広めてすべての異邦人を信仰による従順へと導くために」であると言います。すべての人が「信仰による従順」へと導かれることが、宣教の目的であるのです。信仰は、キリストの福音を聞くことによって呼び起こされます。神の言葉が伝えられて、人々に神の意志が知らされて、人々が聞いて、恵みを受け入れて信じることが始まります。信仰は私たちを罪から解放し、私たちをキリストへの従順に導くのです。まずは、私たちも、キリストの福音の言葉を聞き、信仰へと導かれたい。

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