2019年9月1日 礼拝説教要旨

すべてのものを造られた神

三好晴夫 牧師

使徒言行録 第14章8-18節

 

主題聖句:この神こそ、天と地と海と、そしてその中にあるすべてのものを造られた方です。               

 使徒言行録14章15節 

 

パウロとバルナバが小アジアのリストラという町で伝道をしている時のことです。集まって来た人々の中に、生まれつき足の不自由な人がいました。この人がパウロの語る福音をじっと聞いていました。パウロはこの人を見て、いやされるにふさわしい信仰があるのを認めたので、彼に「自分の足でまっすぐに立ちなさい」と大声で言いました。すると、その人が踊り上がって歩き出したのです。

 

この様子を見たリストラの人々は大変驚き、リカオニアの方言で「神々が人間の姿をもって、わたしたちのところにお降りになった」と叫んだのです。そして人々はバルナバとパウロを、ギリシャ神話のゼウスとヘルメスと呼んで二人に雄牛のいけにえを献げようとしました。こを聞いた二人はこれを放置しておいては間違った教えを伝えたことになると恐れ、人々の誤解を解くために自分の服を引き裂いて彼らの中に飛び込んで言いました。「なぜこんなことをするのですか。わたしたちも皆さんと同じ人間にすぎません。あなたがたが、生ける神に立ち帰るように、わたしたちは伝道しているのです。神は、天と地と海とその中のすべてのものを造られたお方です。この神はあなたがたに豊かに恵みを与えて下さっています。」と伝えました。このようにして、パウロは天地万物を創造された神こそ生ける神であり、この神がイエス・キリストを救い主として送り、私たちを救ってくださるのだと伝えたのです。

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