2019年1月6日 礼拝説教要旨

 わたしの愛する子

三好晴夫 牧師

ルカによる福音書 第3章15-22節

 

主題聖句:すると、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。   

 ルカによる福音書 第3章22節

        

 これは、主イエスが洗礼を受けられたとき、父なる神からのお答えの言葉です。「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」。こういう返事を頂くことができることは、何と幸いなことでしょうか。

 

この言葉には、二つの意味が込められていたと思われます。一つは、主イエスが父なる神の御子であられる。最愛の独り子であるという意味です。父なる神から深く愛され、最も大切なものとして愛されているという意味です。もう一つは、主イエスが、罪人が悔い改めのために受ける洗礼を受けられたことによって、罪人の立場に自らを置き、これから罪人を愛し、共に生きる救い主としての働きをすることを表明されたことに対して、それは父なる神の御心であるから、「あなたは…わたしの心の適う者」と認められたことを示しています。あなたは苦しみながら、父なる神のみ心を果たして行く者だと認めてくださったのです。

 

この父なる神の声を受けて、主イエスは父なる神の愛、神の信頼を受け止めつつ、救い主としての歩みを始めていかれるのです。

 

ありがたいことに、主イエス・キリストの恵みのゆえに、私たちに対しても、父なる神はこのように「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」と語り、愛してくださっているのです。新しい年を迎えている時、この神の愛の声を受け止めて、主につながり続けよう。

 

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