2018年6月3日 礼拝説教要旨

邪悪な時代から救われなさい

三好 晴夫  牧師

使徒言行録 第2章37-42節

 

主題聖句:ペトロは、このほかにもいろいろ話をして、力強く証しをし、「邪悪なこの時代から救われなさい」と勧めていた。

    使徒言行録 第2章40節

               

今私たちの生きている時代も邪悪な時代だというと言いすぎでしょうか。科学や医学の発達により長生きできるようになり、色んなものが簡単に安く手に入る便利な時代ですが、なおも力ある者が世を治めて、弱い立場の人々が虐げられています。世界中のどこかで戦争の火種がくすぶっており戦争の危機が今もあります。

 

ペトロは、その時の状況を「邪悪なこの時代」と呼んでいます。「邪悪な」とは、曲がった、よこしまなという意味です。ペトロが、その時の状況を邪悪なこの時代と呼んだのは、エルサレムの人々が、イエスが神から遣わされて救い主として来られ愛と救いを与えてくださったのに、人々はこの御方を救い主と認めず、十字架につけてしまったという邪悪な行為を行ったからだということです。ペトロは聖霊に満たされて人々に向かって、あなたがたは、真の救い主であるイエスを十字架につけて殺すという大きな罪を犯したと指摘しました。この状況はその当時だけのことではなく、今の時代も、イエス・キリストを救い主と認めず、この方を拒み、自己中心の欲望に従って歩んでいるのではないでしょうか。そのような現実を人間の力で救うことはできません。「救われなさい」。キリストに心を向けてキリストの救いを頂かなければなりません。

 

 

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