2017年1月29日 礼拝説教要旨

家庭の祝福

三好 晴夫 牧師

マルコによる福音書題10章1-12節

主題聖句:「しかし、天地創造の初めから、神は人を男と女とにお造りになった。それゆえ、人は父母を離れてその妻と結ばれ、二人は一体となる。だから二人はもはや別々ではなく、一体である。」

マルコによる福音書1068

 

 

  ファリサイ派の人々が主イエスに「夫が妻を離縁することは、律法に適っているでしょうか。」と質問しました。この問いを彼らがしたのは、主イエスがどういう理由なら離婚を認めるのかという答えを聞き出して、答え次第でイエスを訴えようと試していたからでした。

 

主イエスはまず、当時の人々が何を根拠にして離婚を認めていたかを、彼らに尋ねられました。彼らは、モーセは、離婚状を書いて離縁することを許しましたと答えました。当時、そのモーセの戒めにある、どういう理由なら離婚が許されるかについて、人々は色んな意見を持っていました。それほど、昔から人間が愛の溢れる結婚を願いながら、その願いが破れ、結婚を解消することが絶えずあったことを示しています。

 

この問題に対して、主イエスは、離婚の理由を一々詮索するよりも、結婚の出発点に目を向けさせようとして上記の御言葉を語られました。人間は男と女という違う人格として、孤立して生きるのではなく、男と女と向かい合う中で、愛し合って生きる存在として造られたのです。それゆえ、人は父母の支配を離れて、その妻と向き合い、愛し合い、一つとなって生きるのです。結婚は神によって結び合わられたと信じて、共に歩む道です。ですから、神が与えて下さった相手として受け入れ、共に生きるのです。

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