2021年3月14日 礼拝説教要旨

栄光に輝くキリスト

  

三好 晴夫 牧師

マタイによる福音書 第17章1-13節

             

 主題聖句: 「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。これに聞け」という声が雲の中から聞こえた。     

マタイによる福音書 第17章5節

 

時おり、笑顔で人助けをされている方の姿を見かけて、光輝いていると感じることがあります。地上を歩まれ、多くの人の心に寄り添われた主イエスのお姿も、きっと光り輝いていたことでしょう。しかし、今日の箇所に登場する、主イエスのお姿は、それまでとは全く違う、栄光に輝くお姿でありました。

 

それは、主イエスが弟子たちにご自分が苦難に遭うことの予告をなさった6日後に起こりました。そのお姿は、神の栄光のお姿でした。主イエスは元々神のもとにおられたお方で、その栄光を捨てて人間となられた方です。今ここでその本来の栄光のお姿を現されたのです。その時、栄光に輝く主イエスのそばに、モーセとエリヤが現れて、主イエスと話をされました。彼らが話していたのは、主イエスがエルサレムで十字架において成し遂げられる人類のための救いについてでした。

 

この時、その光景を見た弟子のペトロは、それがすばらしいと感じ、この状態をずっと留めおきたいと思い、主イエスに願い出たのです。

 

その時光り輝く雲が彼らを覆いました。すると、雲の中から「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。これに聞け。」という声があったのです。これは父なる神が、十字架に進まれる主イエスを認められた言葉でした。そしてこの主イエスに聞きなさいと励まされたのです。

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