2020年7月26日 礼拝説教要旨

 罪とその結果 

三好 晴夫 牧師

ローマの信徒への手紙 第1章24-32節

主題聖句:そこで神は、彼らが心の欲望によって不潔なことをするにまかせられ、そのため、彼らは互いにその体を辱めました。

ローマの信徒への手紙1章24節

 

現在、ローマの信徒への手紙から、神の救いを自分のものとして受けるために、まず自分がその救いを頂けなければならないほど、この自分には深刻な問題(罪)があるのだということを学び始めています。

 

1章18節で、私たち人間の行った不信心と不義に対して、神は天から怒りを現されるとあります。神は人間の罪に対して正しい理由で裁かれるというのです。なぜ裁かれるかというと、私たち人間は神を知っていながら、神をあがめず感謝せず思い上がって高慢になって、神の栄光を他のものに取り替えてしまう罪を犯しているからです。その私たちに対して神は裁かれるのです。

 

では、神はどんな裁きを下されるのでしょうか。24節に「神は、彼らが心の欲望によって不潔なことをするにまかせられ」とあります。26節に「彼らを恥ずべき情欲にまかせられました」とあり、28節では「彼らを無価値な思いに渡され」とあります。「まかせられる」とは、自由にされる、なすがままにされる、放っておかれると言う意味です。自由にされ良いようですが、自由であることで、人間は心の底にある欲望のままに引きずられてわがまま勝手なことをしてしまいます。これは神の裁きです。このままなら大変です。こんな私たちを忍耐深く愛される神の救いが必要です。

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