2019年11月24日 礼拝説教要旨

 まことの神を知る

三好 晴夫 牧師

使徒言行録 第17章16-34節

 

 

主題聖句:これは、人に神を求めさせるためであり、また、彼らが探し求めさえすれば、神を見いだすことができるようにということなのです。

           使徒言行録 第17章27節

 日本は四季折々に自然が美しく、住みやすい国と言われます。津々浦々に神社もお寺も多くある、信仰心のあついお国柄です。しかし、その日本人の多くは、キリスト教の神、聖書の示す神について、あまりよく知らないのではないでしょうか。そういうキリスト教とは縁遠い人々に、まことの神をお知らせするにはどうしたらよいのでしょうか。

 

その意味で参考になるのが、同じように聖書の神を全く知らないギリシアのアテネの人々に、パウロがどのように伝えたかということです。それが今日の聖書箇所です。

 

パウロは、アテネの町に建てられていた「知られざる神に」という祭壇を見付け、知らないゆえにその神を粗末にしているかもしれないと恐れて、そういう祭壇を建てるほどに、アテネの人は信仰の熱心な人たちとに認めて、その上で、知らないで拝んでいる神を知らせましょうということから、パウロは、その神を、聖書の示す神を紹介したのです。

 

その神は、世界とその中の万物を造られた神であり、天地の主です。すべての人に命と息とその他すべてのものを与えられる方です。神は一人の人からすべての民族を造りだして地上に住まわせて支えておられます。そのような秩序があるのは、背後に創造主なる神がおられ、配慮しておられるからです。謙虚に目を向けると神の存在を感じるはずです。

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