2019年8月4日 礼拝説教要旨

 平和に暮らしなさい

三好 晴夫 牧師

ロ-マの信徒へ手紙 第12章17-21節

 

主題聖句:できれば、せめてあなたがたは、すべての人と平和に暮らしなさい。

ローマの信徒への手紙 第12章18節   

8月は平和を覚え祈る月です。74年前の1945年7月松山に空襲があり多くの人々が犠牲になりました。8月6日の朝、広島に、続いて9日の朝、長崎に原子爆弾が落とされ、それぞれの町の10数万人の一般市民が一瞬にして犠牲になりました。15日にポツダム宣言を日本政府が受諾し、無条件降伏し、第二次世界大戦は終わりました。このような戦争の悲惨さを覚え、平和を祈る時としたいと思います。

 

今日開かれた聖書には、「すべての人と平和に暮らしなさい」とあります。戦後74年の間、日本は戦争の痛手から立ち直り、世界に巻き起こる戦争に巻き込まれないで過ごすことができたことは、幸いでした。しかし、必ずしも平和だとは言えません。殺人事件が引っ切り無しに起こっています。争い事、もめ事があります。幼子やお年寄りなど弱い立場の人たちが虐待さたりと犠牲になっています。

 

そのような争う心や人を犠牲にしていく思いは、私たち人間の心の中にあります。それは人間の罪です。その罪はますます人間を苦しめています。一方で人間は、自分の力で平和にしようと努力し続けていますが、平和な状態にすることは難しいのです。それをご存じの神様は、平和をもたらす救い主をおつかわしになり、この救い主を私たちの罪の身代わりに十字架に付けて私たちと神との隔ての壁を壊して神との和解の道を開かれ、平和を与えて下さいます。キリストによる平和を祈ろう。

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