苦難をも喜ぶ
三好 晴夫 牧師
使徒言行録 第5章 33-42節
主題聖句:それで使徒たちは、イエスの名のために辱めを受けるほどの者にされたことを喜び、最高法院から出て行き、
使徒言行録 第5章41節
私たちがキリストを信じてお任せして生きようとするとき、キリストを私の救い主であることを表明するとき、必然的に受けなければならなくさせられる苦しみがあります。これが、キリストのための苦しみです。これは、自分の過ちや自分の欲望で受けなければならなくなる苦しみとは違います。
日本という唯一の神様を知らない人の多い国の中で、私たちが信仰をもって、様々な人と共に生きようとするとき、様々な不都合が起こることがあります。その苦しみに耐えられないと思う時もあります。そんなとき、頼むべきものは、キリストです。キリストこそ頼るべきお方です。
今日の箇所で、使徒たちが積極的にイエスを救い主であることを証ししたとき、ユダヤ人権力者から、イエスの名を語るなという命令を受け、それに従わないで、なおも証ししたとき、迫害を受けたことが記されています。その時、彼らは「イエスの名のために辱めをうけるほどの者にされたことを喜び」伝道に励んだというのです。それは、イエスの名のための苦しみを受けて、イエスご自身がこの私のために受けられたあの苦しみのほんの一部を受けることができたと喜んでいます。救って下さったキリストのために自分も共に苦しむことができると喜んでいるのです。