神に従う
三好 晴夫 牧師
使徒言行録 第4章13節-22節
主題聖句:しかし、ペトロとヨハネは答えた。「神に従わないであなたがたに従うことが、神の前に正しいかどうか、考えてください。
使徒言行録 第4章19節
この世界で神を信じて生きるためには、勇気をもって自分の信仰を表明しなければならないことがあります。そのような時、神の与えられた絶好の機会と思って受け止め、その時、主は支えてくださると信じましょう。
今日の箇所に、使徒ペトロたちがユダヤの最高法院という場に立たされて、尋問を受けたときのことが記されています。「何の権威によって病人をいやしたのか」というものでした。それに対してペトロは聖霊に満たされて、それはイエス・キリストの名による、と大胆に語りました。
議員たちは使徒たちの大胆な態度を見、彼らが無学で普通の人であるのを知って驚きました。それは彼らがイエスと一緒にいたからだと知りました。しかも、足を癒された男がそばにいるという動かしがたい証拠を見て、彼ら議員は何も言い返せませんでした。ただ、これ以上広まらないように、決してイエスの名によって話してはいけないと命令してきたのです。
こういう命令を受けたら、普通、最高法院の命令は、神の命令を代弁するものとして従わなければなりません。しかし、この最高法院の命令は、神の御心とは違っていました。使徒自身、主イエス・キリストの救いを頂き、イエスの証人とされて、その名によって病人をいやしただけなのです。それ故、そのイエスの名を語るなという命令には従えないと語るのです。