生きている者の神
三好 晴夫 牧師
マルコによる福音書 第12章18-27節
主題聖句:イエスは言われた。「あなたたちは聖書も神の力も知らないから、そんな思い違いをしているのではないか。死者の中から復活するときには、めとることも嫁ぐこともなく、天使のようになるのだ。
マルコによる福音書12章24、25節
私たちは、より充実した日々を過ごそうと励んでいますが、いつか死の時が来ます。死んだ後どうなるのでしょうか。
ある時サドカイ派の人々が主イエスに質問しました。彼らは現世だけがすべてで、死後の復活も死後の裁きもないと考えていました。その質問は長男が子なしに妻を残して死んでしまった。次男から始まって6人の弟がその妻と結婚したが、その兄弟も子を残すことはなく死んでしまった。もし復活があるとすれば、この婦人は誰の妻となるのか、というものでした。
主イエスはその質問に対して、あなたがたは聖書の言葉の表面だけを見て議論していて、聖書を人間を正し、生かし、支えてくれる力があると知ろうとしていないと嘆かれました。その上で、復活はこの世界の延長線ではありません。天国はこの地上とは全く違い、結婚も出産も病気も老いることも死ぬこともありません。きよめられて、一人一人が直接キリストと神に結ばれて永遠の祝福の中に生きるのです。天上の体、霊の体に変えられて神の前に生きるのです。
神は永遠に生きておられ、私たちを愛し私たちの神となって下さる。生きている時だけでなく死後も神の前に生かされる、と教えられたのです。