2017年2月5日 礼拝説教要旨

永遠の命を受け継ぐには

三好 晴夫 牧師

マルコによる福音書 第10章17-27節

主題聖句: イエスは彼を見つめ、慈しんで言われた。「あなたに欠けているものが一つある。行って持っている物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に富を積むことになる。それから、わたしに従いなさい。」

           マルコによる福音書1021

 

 ここに自分の生活に満足できず、魂の飢え、心の渇きの様なものを感じていた青年がいます。彼は主イエスが自分の町に来られたと聞き、走り寄って主イエスの前にひざまずいて尋ねました。「尊い先生。永遠の命を受け継ぐには何をすればよいでしょうか。」何か切羽詰まった真剣な求めです。何かもっと良いことをしなければ、と切実に主イエスに求めました。

 

主イエスの答えは、神に注目し、神と交わり、神の戒めを守ることでした。それは彼らには常識的な答えと感じ、彼は、それは守っていますと答えました。すると、その青年の答えを聞かれた主イエスは、彼を見つめ、慈しまれ、上記の御言葉を語られました。この言葉は、厳しい命令です。でも、誰にでもこのような厳しい道を命じられたわけではありません。この青年にとっては、彼の心を妨げているものが、財産だと見抜かれた主イエスの愛からの命令でした。

 

永遠の命は、神との本当の関係に入ることであり、神の本当の平安です。神に信頼し、神に従うことによって与えられるものです。だから、神に信頼することを妨げるものを捨てなければなりません。だから主イエスは彼には自分の財産をささげて主イエスに従うことを求められたのです。従うことが難しいが、主イエスは、ためらう者をも愛し導いて下さる方です。

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