主は守られる
三好 晴夫 牧師
マタイによる福音書 第2章13-23節
主題聖句:「占星術の学者たちが帰って行くと、主の天使が夢でヨセフに現れて言った。『起きて、子供とその母親を連れて、エジプトに逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。』」
マタイによる福音書2章13節
先週のクリスマスの恵みを覚えつつ、新しい年2017年元旦を迎えて最初の礼拝を持っています。
最初のクリスマスの出来事をよく見ますと、救い主イエスの誕生を喜び祝うという明るい面ばかりではなく、今日の箇所に記されているようにヘロデ王の殺意から逃れるためにエジプトに逃げたことなど大変困難や危険が、その誕生の時からずっとあったのです。
幼子イエスに会った占星術の学者たちが帰っていった後、主の天使が、ヨセフに夢の中で、あの残酷な王ヘロデが、学者たちが拝みに来たユダヤに生まれた新しい王が、まことの王かもしれないと恐れを抱き、その幼子を探し出して殺そうとしているから、今すぐに幼子とその母を連れて逃げるように具体的に指示をしたのです。
ヨセフはその主の天使の言葉に忠実に従いました。その直後、ヘロデの使者がやってきてベツレヘムの2歳以下の子供が犠牲になりましたが、彼らは、かろうじて助かりました。エジプトで、ヨセフは、家族を一生懸命守ったのです。このようにヨセフが忠実に神様の言葉に従う歩みの中で、幼子イエスは守られ、成長して行きました。そうして神の救いの計画は進みました。主は彼らを守られたように私たちをも守っていて下さいます。