心の目も開かれる
三好 晴夫 牧師
ヨハネによる福音書 第9章13-39節
主題聖句:イエスは彼が外に追い出されたことをお聞きになった。そして彼に出会うと、「あなたは人の子を信じるか」と言われた。
ヨハネによる福音書9章35節
ヨハネによる福音書9章には、生まれつき目の見えない人が、主イエスによって、目が見えるようにしていただいたことが記されています。
生まれつき目の見えない状態で過ごしてきた人は、目が見えるようになり、どんなにか感激したことでしょう。しかし、そのことが起こった日がユダヤの戒めでは仕事をしてはいけない安息日であったので、癒した人は安息日を破ったということで大問題になってしまいました。
彼は、人々によってファリサイ派のところに彼を連れて行かれました。厳しい尋問を受ける中で、彼は、以前は見えなかったのに、今見えるという事実を語ったのです。そう証言しても、人々は、イエスを、安息日を守らない悪い人だから、神から出た者ではないと決めつけてしまいました。
そういう尋問を受ける中で、彼は、自分を癒されたイエスという方に対する、心の目が開かれたのです。彼のイエスを救い主と信じる思いが深められていったのです。ついに、彼は、ユダヤ教から破門されたとき、そこに主イエスが近づいて、彼を励ましてくださいました。
私たちの信仰の始まりにおいても、神様は、このように、御自身の方から近づいてくださっているのです。今日も神様の方から私たちに近づいておられます。いつも近づいて励ましてくださっています。このお方を信じて行きましょう。