2020年5月31日 礼拝説教要旨

 もうひとりの弁護者  

三好 晴夫 牧師

使徒言行録 第2章1-11節

ヨハネによる福音書 第14章15-27節

 

主題聖句:わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。

ヨハネ福音書14章16節

 

今日は、教会の暦では、ペンテコステ、聖霊降臨日です。約束を受けた弟子たちが聖霊を祈り待ち望んでいたところ、その通りに聖霊が降りました。聖霊に満たされた彼らが確信に満ちて、大胆に神の御業を語り始めたところ、主イエスを信じる人々が起こされ、信じる者の群れ、教会が誕生しました。それゆえ教会の誕生を導かれる聖霊を覚えるのです。

 

この聖霊降臨日には、ヨハネによる福音書14章16節以下がよく読まれてきました。この言葉は、主イエスが地上を去るにあたって、残していく弟子たちに語られた遺言ともいうべき約束です。主イエスは、聖霊のことを「別の弁護者」と呼び、ご自分が去った後、ご自分の代わりに別の弁護者として聖霊が弟子たちと一緒にいるように、父にお願いすると約束されたのです。主イエスが彼らのかけがえのない弁護者でした。彼らのそばに立って助けてくださいました。これからは、聖霊が別の弁護者としていつまでも彼らと共におられるのです。

 

この約束が現実になったのが、聖霊降臨日の出来事でした。その日、弟子たちが祈っていたところ、聖霊に満たされ、神のすばらしさを大胆に語り始めたところ、その物音を聞いて集まった人たちが、その語る言葉を聞いて、悔い改めてイエスが真の救い主と信じるようになったのでした。聖霊が信じる人々の内に住み励ましと喜びを与えて下さいます。

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