宣教の始まり
三好晴夫 牧師
マタイによる福音書 第4章12-25節
主題聖句: そのときから、イエスは、「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言って、宣べ伝え始められた。
マタイによる福音書 第4章17節
新年の始めにマタイによる福音書4章12節~22節を、神様が私たちに与えられた御言葉としてこの御言葉の恵みを覚えたい。
宣教は、主イエスが公に救い主として福音を宣べ伝えたことによって始まりました。そのきっかけは洗礼者ヨハネが捕えられたことを主イエスが聞かれ、ガリラヤに退かれたことでした。ヨハネの力強い伝道は終わたので、主イエスは神の導きと確信しガリラヤに進んで行かれたのです。ナザレから離れて、主イエスはガリラヤのカファルナウムに来て住まわれたのです。それは預言者イザヤを通して言われていたことが実現すためであったのです。
その預言には、異邦人が多く住むガリラヤで「暗闇の住む民は光を見る」とありました。光を失い、希望もなく、絶望的な暗闇のような状態にある人々が真の光を見るのです。その預言どおりに主イエスがガリラヤ地域に光として現れ、そこに光を照らされたのです。
主イエスの宣教は、「天の国が近づいた」との宣言です。神様の国、すなわち、神のご支配がイエスという神の御子によって近づいているのです。イエスと共に神が近づいています。だから、「悔い改めよ」です。自分の内にある罪を認め、神様に向いて神様を認めなさいというのです。今も主イエスは私たちに呼びかけておられます。神の支配は主イエスによって近づいています。この方に心を向け神様に立ち返りましょう。