2019年9月29日 礼拝説教要旨

励ましに満ちた決定

 

三好 晴夫 牧師

 

使徒言行録 第15章22-35節

 

主題聖句:それで、わたしはこう判断します。神に立ち帰る異邦人を悩ませてはなりません。         

使徒言行録 第15章19節 

教会は神を求めるすべての人に開かれたものです。そこで求められる一致は、イエス・キリストを主と信じ告白することです。それ以外に何かしなければならないことはありません。

 

しかし、イエス・キリストを主と信じ告白すること以外に、ある一定の行いをすることが、救いの条件として課せられるのだと主張する人々が現れたことがありました。それが、使徒言行録15章で、あるユダヤ人クリスチャンがエルサレムから来て、アンティオキアの教会で、異邦人のクリスチャンに、ユダヤ人の慣習を守らないと救われないと主張したことでした。そのためにエルサレムで会議が開かれました。

 

そこで、使徒ペトロが異邦人ローマの百人隊長コルネリウスがキリストの福音を聞いたとき、割礼を受けていなくても聖霊が与えられて信じて救われたことを語りました。だから、ユダヤ人がキリストの恵みによって救われたように、異邦人も恵みによって救われると話したのです。

 

そこで、エルサレムの教会の指導者の一人、主の兄弟ヤコブが、まとめとして、ペトロの語ったことは、神は、ユダヤ人だけでなく異邦人の中からも信じる者を選び出されることを示していると語り、異邦人も信じたら救われることは預言者の預言していたことと一致していると語り、キリストを信じようとする異邦人に割礼などの行いを要求して悩ませてはいけないとしたのです。これが教会の合意した決定でした。

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