恵みによって救われる
三好 晴夫 牧師
使徒言行録 第15章1-21節
主題聖句:わたしたちは、主イエスの恵みによって救われると信じているのですが、これは、彼ら異邦人も同じことです。」
使徒言行録 第15章11節
私たちが救われるのは恵みにより、信仰によるのです。これがキリスト教の福音です。この信仰に私たちは立たなければなりません。この信仰に立つことの大切さがより明らかになった出来事を今日学びます。
事の始まりは、パウロとバルナバがいたアンティオキア教会に、あるユダヤ人クリスチャンが来て、その教会のギリシャ人でクリスチャンになった人たちに「異邦人であるあなたがたも、ユダヤ人が受ける割礼の儀式を受けなければ救われない」と教えたのです。それを聞いたパウロとバルナバは大変怒り、「それは違います。主イエスを信じるだけで救われるのです」と言って反対しました。
そこでパウロとバルナバは話し合いのためにエルサレムに上り、教会の指導者たちが集まってこの問題を協議しました。様々な意見が出された後、ペトロが、百人隊長ローマ人のコルネリウスにキリストの福音を伝えた時の経験に基づいて語りました。神様に導かれて、ユダヤ人のペトロが、異邦人であるコルネリウスとその家族にキリストの救いを語っていると、彼らがイエスを信じ、聖霊に満たされて、異言を語り神を賛美し出したのです。そのことによって彼らも神に受け入れられたことが証明されたのです。彼らに恵みによって救いが示されて、彼らがキリストを信じた時、信じるように導かれ、救いを頂いたのです。