聖霊の降臨
三好 晴夫 牧師
使徒言行録 第2章1-12節
主題聖句: すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した。
使徒言行録 第2章4節
本日は、教会の暦では聖霊降臨日です。ペンテコステと呼ばれます。祈り待ち望んでいた主イエスの弟子たちの上に、聖霊が降り、その聖霊に満たされた彼らが大胆に神のみ業を語り、主イエス・キリストの救いの御業を宣べ伝えたところ、そのメッセージを聞いた人々が悔い改めて主イエスを信じました。その信じる者の群れが誕生したことから、教会の誕生日とも言われます。
弟子たちに、聖霊がどのように働かれたかについて、今日の聖書箇所を見ますと、彼ら弟子たちが、主イエスから、聖霊を送るから待つようにという命令を受けて、エルサレムでひたすら待ち望む祈りをしていたところ、五旬祭というユダヤの祭の日に、聖霊が降ったのです。
彼らが祈っていたら、突然激しい風が吹いてくるような音が天から聞こえ、家中に響き渡りました。また、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上に留まったのです。このような不思議なことが起こったあと、一同が聖霊に満たされ、聖霊が語らせてくださるままに他の国々の言葉で話し出したのです。神の霊が彼らに働きかけ、その聖霊に促されるままに押し出されるように、彼らが大胆に語り出したのです。それは神の聖霊がなさった驚くべき御業です。
その姿を見た人々は、弟子たちが、自分たちに分かる言葉で神のみ業を語るのを見て驚きました。聖霊によって宣教の働きが始まったのです