主の復活の証人
三好 晴夫 牧師
ルカによる福音書 第24章44-49節
主題聖句:エルサレムから始めて、あなたがたはこれらのことの証人となる。 ルカによる福音書 第24章47,48節
主イエス・キリストは、弟子たちが、そして私たちが、主イエスの復活されたことの証人となることを願って、働きかけておられます。
「証人」とは、見て、聞いた事実を証言する人のことです。弟子たちも、見て知った事実がありました。その事実とは、主イエスが十字架にかかって死なれたけれども、その三日後、死者の中から復活されたという事実です。その事実を彼らは目撃したのですから、まさに主イエスの復活の証人となるべき人たちです。
でも、最初からふさわしい証人ではありませんでした。彼ら弟子たちは、主イエスから選ばれて弟子とされた、いつも主イエスのそばにいて、主イエスから教えられ励まされて育っていたはずでした。が、主イエスが捕らえられた時、逃げ出し、主の十字架の死の大きさに、彼らは失望してしまっていたのです。そんな彼らに、復活された主イエスは現れて、ご自分の復活された手足を見せて、復活を明らかにしてくださいました。さらに、聖書に記されている、メシアが苦難に遭うこと、その後復活するという預言について、主イエス御自身が彼らに分かるように説き明かされて、彼らの心を開いてくださったのです。
この主イエスの救いの御業によって、悔い改める者に罪の赦しが与えられるという福音が明らかにされたのです。この福音が宣べ伝えられるために、復活の喜び、救いの喜びを知った私たちも証人とされるのです。