2018年11月25日 礼拝説教要旨

 主が救い出してくださった

三好 晴夫 牧師

使徒言行録 第12章1-19節

 

主題聖句:すると、主の天使がそばに立ち、光が牢の中を照らした。天使はペトロのわき腹をつついて起こし、「急いで起き上がりなさい」と言った。                               使徒言行録 第12章7節

    

 神を信じて従う歩みには、誤解とか反対を受けることがあるのですが、その中でも、神様は私たちを守り助けてくださるのです。

 

今日の箇所には、エルサレム教会を襲ったさらなる迫害と、それを受け止めた教会と信仰者の姿が記されています。エルサレム教会への迫害はこれまで最高法院に属するユダヤ人の指導者たちによるものでしたが、今度は政治権力者による教会への迫害が加わったのです。

 

ヘロデ王がユダヤ人指導者たちに喜ばれようとして、彼らと対立関係にあったキリスト教会を迫害し、民衆とユダヤ人指導者を自分の味方につけようとしたのでしょう。彼はまずエルサレム教会の中心人物の一人ヨハネの兄弟ヤコブを殺害しました。次に同じ中心人物の一人ペトロを捕え、牢に入れたのです。それで教会ではペトロのために熱心な祈りが神にささげられていました。

 

その時牢獄にいたペトロはどうしていたのかというと、二人の兵士が彼の左右にいてお互いを二つの鎖でつながれて監視されている状態でしたが、そんな中にも眠っていたのです。それはすべてを神に委ね、安心しきっていたからこそ、眠ることが出来たのでしょう。彼が引き出される前夜、主の天使が現れて彼を牢から引き出されました。それは本当に不思議なことでした。神に従う者を主は救い出してくださるのです

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