2018年10月21日 礼拝説教要旨

 感謝するサマリア人

三好 晴夫 牧師

ルカによる福音書 第17章11-19節

 

 

主題聖句:その中の一人は、自分がいやされたのを知って、大声で神を賛美しながら戻って来た。そして、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。この人はサマリア人だった。     

使徒言行録 第10章15、16節

 

人が自分に対して直接、ありがたいことをしてくれたなら、何かお礼をするというのが世間の常識でしょう。実は、私たち自身、神様から大きな恵みや沢山の祝福を受けています。けれども、その恵みが大きすぎるからでしょうか。その恵みに対して、神様に対して心から感謝をささげるということがおろそかになっていることはないでしょうか。

 

今日の聖書箇所に、重い皮膚病で長い間苦しんでいた10人の人たちが、主イエスにお願いし、10人共に癒されたはずなのですが、10人のうち一人だけ主イエスのところに戻って来て感謝をしたとあります。どうして、一人だけが戻って来て感謝をしたのでしょうか。

 

この一人は、自分がいやされたのを知ったからでした。しかも、これは神様がしてくださったことだと知ったからでした。主イエスというお方が、まことの救い主であり、このイエスを通して神さまが自分を救ってくれたと知ったから神を賛美したのです。しかも、自分がサマリア人というユダヤ人から見下されているものなのに、こんな自分が救ってもらえたと知ったからです。だから、彼は神を賛美しながら引き返して、主イエスに直接感謝をささげたのです。その感謝する態度を主イエスはご覧になって「あなたの信仰があなたを救った」と励まされました。私たちも、私を救ってくださった主を感謝する信仰を持ちたいものです。

 

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