2018年9月30日 礼拝説教要旨

新しい命に生きる

三好 晴夫 牧師

使徒言行録 第9章36-43節

主題聖句:ペトロが皆を外に出し、ひざまずいて祈り、遺体に向かって、「タビタ、       起きなさい」と言うと、彼女は目を開き、ペトロを見て起き上がった。
使徒言行録 第9章40節

 人はいつか死を迎えます。しかし、キリストを信じる者には死で終りではなく、新しい命に生きるという希望が与えられています。
ヤッファにタビタというイエス・キリストを信じる婦人の弟子がいました。彼女はたくさんの善い行いや施しをしていた人でしたが、病気になって死んだので、人々は葬儀の準備をしていました。そんなとき、ペトロが近くにいたので、呼ばれてタビタのもとに来ました。集まって来たやもめたちは、泣きながら、ダビタが作ってくれた数々の衣服を見せて、生前のことを思い出して悲しみました。
そんなとき「ペトロは皆を外に出し、ひざまずいて祈」ったのでした。ペトロは、この時以前主イエスが会堂長ヤイロの娘が死んだとき、「恐れることはない。ただ信じなさい」と言われてその娘を生き返らせたことを思い出したのかもしれません。主イエス・キリストが十字架で死なれたが、復活され今も生きておられ、信じる者に新しい命を与えて下さると信じて、ペトロは主イエス・キリストの御名によって祈ったのです。祈った後、ペトロは遺体に向かって「タビタ、起きなさい」と言うと彼女は目を開きペトロを見て起き上がりました。このことで人々は主を信じました。このことは、死で終りではなく、主イエス・キリストの十字架と復活の御業のゆえに新しい命が与えられることを示しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です