わたしについてきなさい
三好 晴夫 牧師
マルコによる福音書 第1章14-20節
主題聖句:イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。
マルコによる福音書 第1章17、18節
洗礼者ヨハネが捕えられたという緊張事態が起こったとき、この時こそご自分が立ち上がるべき時と主イエスは認められて、福音宣教を開始されました。「時が満ち、神の国が近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」。
主イエスはこの福音宣教を一人でなさいませんでした。仲間を集められました。その仲間を見出すために、ガリラヤの湖のほとりを歩かれ、そこで働く人々の様子をじっと見つめながら、探されました。その主イエスの目は「人間をとる漁師」の目でした。
そこで働く漁師たちは、夜通しの漁を終え岸に戻り、なおも岸近くで漁をしていました。また、網を洗い繕っている人たちもいました。主イエスは彼らの様子をじっと見ておられました。主イエスは彼らを、神の愛の中に招こうという愛の目でじっとご覧になっておられました。そして彼らに「わたしについて来なさい」と呼びかけられました。
この招きの言葉は、大変驚くべき突然の招きです。しかし、その声を聞いた彼らは、主イエスの招きと「人間をとる漁師にしよう」という約束の言葉に、すぐに従いました。この神様の権威と愛と選びに満ちた力強い招きに、彼らは網も舟も捨てて主イエスのあとについていき、弟子とされました。主は私たちをもごらんになり、主のもとに招いておられます。