救い主の誕生を喜ぶ
三好 晴夫 牧師
ルカによる福音書 第2章22節-38節
主題聖句:「主よ、今こそあなたは、お言葉どおりこの僕を安らかに去らせてくださいます。わたしはこの目であなたの救いを見たからです。」
ルカによる福音書 第2章29、30節
幼子イエスはお生まれになって40日が経過し、律法の定めに従って両親はその子を主に献げるためにエルサレムに連れてきた時のことです。
エルサレムに、シメオンというイスラエルが救われるのを待ち望んでいた年老いた人がいました。主の遣わす救い主と会うまでは決して死なない、とのお告げを受けていました。彼が聖霊に導かれて神殿の境内に入った丁度そのとき、イエスの両親が主にいけにえをささげるために幼子イエスを抱いてそこに来たのでした。
シメオンはこの幼子を自分の腕に抱き、神様をたたえました。「主よ、今こそあなたは、お言葉どおりこの僕を安らかに去らせてくださいます。わたしはこの目であなたの救いを見たからです。」 彼はお告げを受けていた通りに、自分の目で主の救いを見たという喜びに溢れました。これで自分は安らかに役目から解放され、去ることが出来ます。
それは、この幼子が、神様がすべての人のために整えられた救いそのもの、とシメオンに分かったからです。そのことを彼は大変感激し喜んでいます。そしてこの救いは、シメオンだけにではなく、神さまの恵みによってすべての人に表されていくのです。イエスによって与えられる主の救いは、み言葉を通して聖霊によって私たちも味わうことが出来るのです。